成田市御案内人活動報告

2016年4月24日(日)
十一代目市川海老蔵丈
成田市御案内人年間活動お披露目

4月24日(日)、成田市御案内人2年目を迎えるにあたって、昨年の活動報告と本年度の活動お披露目会見が成田国際空港にて行われました。当日の模様を報告いたします。

まずはじめに、市川海老蔵丈が出演し、成田山新勝寺と成田屋のご縁や成田の観光情報を紹介する、本邦初公開となる成田市×歌舞伎の観光PRムービー「Welcome to NARITA!」がお披露目されました。

この映像は今後、国際線の機内でも放映されるということで、国内の方にはもとより日本に訪れる海外の方に、成田市の魅力や歌舞伎の魅力をもっとよく知っていただける内容になっています。

ムービーが終わると3人が登場し、小泉一成成田市長、海老蔵さんの挨拶が始まりました。

成田市長の挨拶では、昨年からの成田×歌舞伎の取り組みが少しずつ浸透してきたようで、成田の表参道では歌舞伎をモチーフにした装飾で統一した通りが出来たり、成田国際空港でもKabuki Gateが登場するなど、「オール成田」体制で引き続き取り組みの幅を広げていきたいとのことでした。

続いて海老蔵さんの挨拶では、海老蔵さんにとって、成田と言えば子供の頃から度々訪れている成田山新勝寺と海外公演の時などで何度も利用している成田国際空港の印象が強く、子供の頃、成田山新勝寺に訪れた際に、飛行機が安全に離着陸出来るように毎日お勤めしてる話を聞き、強い絆を感じたことが今でも記憶に残っているそうです。

また、2年目と続くことは本当にありがたく、市川家の人間として成田市に出来るかぎり力添えすることが、先祖の思いでもあり、当代の自分としても大変ありがたいことなので、成田市がより活性化するように務めていくとのことでした。

続いて、2016年の成田市御案内人の活動発表が行われました。

第一弾として、5月12日(木)~22日(日)に昨年に引き続き成田市文化芸術センターで「市川海老蔵 歌舞伎衣裳展」が行われます。昨年の展示より展示点数が大幅にアップし、海老蔵さんの衣装はもちろんのこと、今年は2月の成田節分会に来られた際の長男の勸玄(かんげん)くんの着物も展示されます。また、三代に渡って市川宗家の衣装を担当されている、松竹衣裳株式会社 辻正夫氏による、ギャラリートーク「女形ができるまで」も開催されます。

■成田市御案内人 市川海老蔵 歌舞伎衣裳展
期間:5月12日(木)~22日(日) ※月曜休館
場所:成田市文化芸術センター5F スカイタウンギャラリー (千葉県成田市花崎町828-11)
入場料:無料
※ギャラリートークは15日に終了いたしました。

第二弾として、9月17日(土)に成田国際文化会館にて「市川海老蔵 特別舞踊公演」が開催されます。

■市川海老蔵 特別舞踊公演
日時:9月17日(土) 開演13:00/17:00 (2回公演)
場所:成田国際文化会館 (千葉県成田市土屋303)
演目:
一、三升曲輪傘売 (みますくるわのかさうり) - 市川海老蔵
二、太刀盗人 (たちぬすびと) - 市川九團次
三、連獅子 (れんじし) - 市川海老蔵、市川福太郎

最後に、2015年3月27日(金)、第1旅客ターミナル南ウイング3階にオープンした「Kabuki Gate(カブキゲート)」を訪問しました。

Kabuki Gateは出国手続き後のエリアにあり、松竹株式会社の全面監修により、歌舞伎衣装やかつらの展示、オリジナルグッズや歌舞伎グッズなどが販売されており、日本を代表する伝統芸能である歌舞伎を世界中の方々に発信する施設となっています。

海老蔵さんも興味深く見て回り、備え付けのタブレット端末で写真を撮ると隈取りが体験出来るアプリをとても楽しんでいました。